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★MY★TERASIAとは

隔離の時代のはじまり

2020年、COVID-19の世界的流行以来、人々はソーシャル・ディスタンスを心がけながら日々を過ごすようになりました。ヒトを媒介して感染する、見えないウイルスの侵入から身を守るために、不要不急の外出や都市間の移動が制限される一方で、オンラインのコミュニケーションは一層加速しました。この現実に、新しい時代の到来を直感した人は少なくないようです。そのような急激な変化の中でひそやかに産声をあげたのが《TERASIA》という演劇プロジェクトです。

国境をまたがずにアジアを旅する TERA×ASIA

TERASIAは今のところ、タイ、ミャンマー、インドネシア、日本の4チームからなるアーティスト・コレクティブです。「人が動けないなら作品に旅をさせよう」というアイディアのもと、2018年に東京で初演された『テラ』という演劇作品を、アジア各地で次々に作り変え、上演していきます。
『テラ』は、話芸や音楽を用いながら、パフォーマーと観客がひとつの場を共有するうちに、現代人の信仰や死生観が浮かび上がってくるような作品です。

-わたしたちは何者か。
-何を信じ、どこに向かうのか。
-生きるとは、死ぬとは?

そんな普遍的な問いに向き合いつつ、それぞれのチームは上演する土地の人々と出会いながら、その価値観や歴史を反映した新しい『テラ』を、自由な発想によって創作します。

インターネット上に開かれた実験の場

このウェブサイトは、TERASIAの国際共同プロセスを公開し、多言語で展開するためのプラットフォームです。プロジェクトに参加するメンバーたちが、遠隔での創造的交流によって何に出会い、何を発見するのか。それは、時間とともに「目に見える形」となって仮想空間に集積されていきます。
一方で、人と人との接触のあり方がダイナミックに変容する今、わたしたちはTERASIAを通して、「目に見えないもの」を探求する実験を続けます。言い換えれば、この旅の目的は、文化の違いを超えて共有される人間のコアに迫ることであり、最終地点でリアルに集い会うことができる日を切に望みながら進んでいきます。