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インドネシア

 インドネシアからは、ジャカルタで30年以上活動する劇団Teater Kubur(墓地劇場 − 墓地の跡地に建っているため)のディレクター、ディンドン W.S. が、2020年5月のテラジア発足当初より参加。
 現在のコレクティブの中で、唯一イスラーム教徒が多数派のインドネシアですが、パンデミック下での国際協働のビジョンと、生死や人間の歴史といった『テラ』のテーマの普遍性に共感し、仏教の枠組みを越えた儀式的な作品創作を計画しています。
 インドネシア版『TERA』の公演は2023年夏を予定。同時に全チームが集合するプロジェクト全体のフィナーレイベント、「テラジアサミット2023 in インドネシア」の開催を目指しています。

トーク

クロージング:
旅の目的地ーテラジアサミット2023 in インドネシアに向けて

【Youtube】 11/28(日)15:00~ライブ配信

[日時]
2021年11月28日(日)15:00~16:30[日本時間]ライブ配信

[登壇]
ディンドン W.S.[インドネシア] 、カミズ[ミャンマー]、グエン・ハイ・イェン(愛称:レッド)[ベトナム]、ナルモン・タマプルックサー(愛称:ゴップ)[タイ]、渡辺真帆[日本]

[モデレーター]
田中里奈(興行研究者/明治大学助教)

[言語]
英語(日本語逐次通訳あり)

オンライン配信期間

2021年11月28日(金)15:00以降、期間の定めなく公開

見どころ

 「テラジア オンラインウィーク2021」の締めくくりに、5つの国から各1名が登壇しトークセッションを行います。10日間のウィークを振り返るとともに、インドネシアの演出家ディンドン W.S.が、2023年夏に公演予定の『TERA Indonesia』と、同時開催の「テラジアサミット2023 in インドネシア」の構想を発表します。
 既存の価値観が見直される今、『TERA』を通して過去や自然に立ち返りたい、と言うディンドンは、東南アジア最大の巨石遺構、グヌンパダン古代遺跡でパフォーマンスを企てています。テラジア始動から3年が経つその頃、「隔離の時代」が終わっていれば、国境を越えて一同に会し、対面での協働創作も視野に入ります。
 2022年に新作発表予定のベトナムとミャンマーのメンバーも交え、テラジアのこれからを語り合います。

登壇者

ディンドン W.S. Dindon W.S.
演出家。フィジカル・シアターを主眼におくジャカルタの劇団Teater Kubur(墓地劇場)ディレクター。海外でのワークショップやコラボレーションの経験から、精神に新たな意味を見出す作品創作を続ける。社会的現実への強い意識から、誰かにとって「不可能」かもしれないオルタナティブな空間の創出を志向する。2005年アジア現代演劇コラボレーション『ホテル・グランドアジア』参加。2008年アジア現代演劇プロジェクト『オン/オフ』(シアタートラム)作・演出。
渡辺真帆
Maho Watanabe
通訳者・翻訳者、ドラマトゥルク。東京外国語大学アラビア語専攻卒業。パレスチナ・ヨルダン川西岸地区留学中に演劇と出会い、坂田ゆかり演出『羅生門|藪の中』に通訳・翻訳で参加。以降、舞台芸術の国際共同制作や来日公演、ワークショップに通訳・字幕翻訳・コーディネート等で関わる。ガンナーム・ガンナーム作『朝のライラック』の翻訳で第12回小田島雄志・翻訳戯曲賞受賞。中東・アジア各地に赴きながら、芸術、メディア、国際協力など多分野の人と言葉と協働する。『テラ』初演(2018)からドラマトゥルクで参加し、2020年5月、タイのゴップらと共に「テラジア」発足にかかわる。
ナルモン・タマプルックサー
(愛称:ゴップ)
Narumol (Kop) Thammapruksa
パフォーマー・演出家・プロデューサー。チェンマイを拠点に、演劇をツールとしてソーシャル・アクティビズムに取り組む。1997年、インドネシア・ニューヨーク・台湾・インドなどの演劇人と「International WOW Company」を設立。World Artist for Tibet、Arts Against War、ニューヨークダンスシアターの「メコンプロジェクト」など、様々な芸術イベントの芸術監督、コーディネーターを務める。野田秀樹作・演出『赤鬼』(97年初演 シアタートラム)出演。2005年アジア現代演劇コラボレーション『ホテル・グランドアジア』出演。『モバイル』(2007年 ネセサリーステージ制作 シアタートラム)出演。2014年、劇団印象『匂衣』(鈴木アツト演出)出演。
カミズ
Kamizu
アーティスト、アート・セラピスト。20年以上にわたってビジュアルアートの分野で活動し、国内外のアートプロジェクトやワークショップに参加する。アートは誰にでも平和と心の安らぎ(マインドフルネス)をもたらすことができると強く信じており、本人が気づいていなくとも、視点を変えればすべての人間がアーティストであると言う。アートが感情の旅として、人と人との交流、また人が自分自身や他者、そして自然とつながるためのプラットフォームとなることを願っている。作品はリサーチに基づき、手法は絵画やドローイングに限定されない。これまでにミャンマー、日本、マレーシアで4回の個展を開催したほか、多くの国際芸術祭、アートフェア、アーティスト・レジデンシーに参加。マレーシア、ミャンマー、カンボジア、インドネシア、フィリピンの5カ国の芸術文化プロジェクトSEA*5の創設メンバーでもある。また、ミャンマー、オーストリア、日本、香港、タイ、インドネシア、マレーシア、シンガポールで開催された20以上のグループ展に参加。近年は表現療法のスペースを設立し、アートとヒーリングのワークショップやプログラムを主催している。
グエン・ハイ・イェン(愛称:レッド)
Nguyen Hai Yen (Red)
2015年からHanoi Doclabで動画(moving images)に取り組み始める。短編映画『Summer Siesta: 6th hour counting from dawn』(2017)がFundacion PROA(ブエノスアイレス)とWhite Chapell(ロンドン)で上映。ハノイの独立系出版社AJAR Pressのメンバーでもある。2019年6月、Á Space(ハノイ)でレジデンシーを行い、初の個展「Mùng mung」を開催。2018年からHeritage Spaceで実験的な音楽・映像・パフォーマンスのプログラムを企画している。2019年後半から、コンテンポラリー・ダンスや演劇の制作に取り組み、H2Q Art、MORUA、振付家Ngo Thanh Phuong、Mat Tran Ensemblesなどと協働。2021年には台湾のNational Theater & Concert Hallや東京芸術劇場などの共同プロジェクト、Asia Connection: Producers Campの参加者に選ばれた。
田中里奈
Rina Tanaka
興行研究者、批評家。明治大学国際日本学研究科博士課程修了。博士(国際日本学)。2017年度オーストリア国立音楽大学音楽社会学研究所招聘研究員。2019年、International Federation for Theatre Research, Helsinki Prize受賞。2020年より明治大学国際日本学部助教。最新の論文は「ミュージカルの変異と生存戦略―『マリー・アントワネット』の興行史をめぐって―」(『演劇学論集』71、日本演劇学会)。