テラジアとは
「テラジア|隔離の時代を旅する演劇」は、昨年2020年、コロナウイルスの世界的な流行とともに始まった新時代の国際協働プロジェクトです。お寺で上演するための演劇『テラ』を基に、アジア各地で現代の信仰や死生観をテーマとしたシリーズ『TERA』を展開しています。
今年は、日本・タイ・ベトナム・ミャンマー・インドネシアのアーティストたちによる作品やトーク映像を完全オンラインで連続公開する10日間のミニフェス「テラジア
オンラインウィーク2021」を開催します。
ご挨拶
虹かくれて見えず?
「テラジア オンラインウィーク2021」へようこそ。開催期間にあたる11月下旬は、日本の古い暦で「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」といわれ、弱い太陽光線と乾燥した空気のもとでは虹がなかなか姿を現さないことを意味します。コロナと共に過ごした長い日々を越えて、かつては想像もできなかった大きな変化と、少しずつ取り戻されるいつもの日常が交差します。先行きが見えない、希望が見えない、つながりが見えない、多様性に彩られたありのままの世界が見えない。見ようとしてはぼんやりと雲が垂れ込めて、見えたかと思えばすぐに消えてしまう、そんな淡い光の感覚を、人間たちが共有する季節なのかもしれません。
目まぐるしく移り変わる現実のノイズの中で、この世界の向こう側に橋をかけるように、テラジアは遠隔の共同創作を続けています。なぜなら、芸術はかくれて見えないものに出会うことができる装置だからです。普段は会えない死者たちやこの世ならざるものが突然語り出したとしても何ら不思議はない空間で、「見えないもの」の存在を信じることができます。
天気が変わるのを待ちながら、国境を超えてつながり、鑑賞し、おもしろがる10日間。スクリーン上ではありますが、お会いできることを楽しみにしています!
テラジア
テラジア オンラインウィーク2021の楽しみ方
「テラジア オンラインウィーク2021」では、このウェブサイトを舞台に、日本・タイ・ベトナム・ミャンマー・インドネシアのアーティストたちが、それぞれ試行錯誤してきたプロセスと成果をご覧いただけます。
1初めて来た方にまずおすすめしたいのは、「隔離の時代を旅するそれぞれの現在地」と題したオープニングトーク。アジア各地のテラジアメンバーが今どんなことを考え、何をしているのか、各地のプレゼンターが集まり、写真やエピソードを交えながらわかりやすくお伝えします。
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そのあとは、興味の湧いたプログラムのページを自由に回りながら、作品・トーク・読みものを通じてテラジアの軌跡をお楽しみください。
『テラ 京都編』と『TERA
เถระ』は有料作品です。オンラインチケット代金は制作したアーティストたちに還元されます。
3 ウィークの締めくくりは、インドネシア。2023年にこの地に各地のテラジアメンバーが集まり、「テラジアサミット」を行うのがプロジェクトの目的地です。クロージングトークで未来のさまざまなアイディアを出し合い、テラジアの展望を共有します。
スケジュール
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- 19FRI
- 20SAT
- 21SUN
- 22MON
- 23TUE
- 24WED
- 25THU
- 26FRI
- 27SAT
- 28SUN
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